MARVIS LAND > スペシャルレポート > No.17〜動体視力とは
動体視力とは
最近、プロスポーツ選手が視力回復手術を試みたという話を耳にします。それはなぜなのでしょうか。スポーツ選手にとって、視力の大切さとは何なのか、またよく言われている「動体視力」とはどんなものなのか、ここでご紹介してみましょう。
◎視力とは/2種類の動体視力
状況を把握するために/ビジュアルトレーニング
具体的な方法

視力とは、「ものを見分ける能力」のことです。眼科では通常視力といえばこのことをさしますが、スポーツ関連においては2つに分けられます。ひとつが動くものを見る能力"動体視力"、もうひとつが静止しているものを見る能力"静止視力"です。
一般的には、何もつけない状態で測定した視力(裸眼視力)または眼鏡やコンタクトレンズによって矯正した視力(矯正視力)で、1.0以下が異常と考えられています。しかし普通の生活では視力が0.7程度あれば支障はないといわれています。しかしスポーツに関しては視力が1.0以上は必要だと考えられています。
また左右の視力のバランスも重要です。片目の視力が良好で、もう一方の視力が極端に悪いことに気づいていない場合も案外多いようです。このような場合では、遠近感が悪くなっていることが考えられますが、その症状が出ない場合はそれまでの勘でプレーしているようです。
視力は通常、片目ずつの能力を指しますが、両眼の視力がよいことは単眼のときよりも視野では25%拡大が見られ、視力では約10%よくみえるといいます。

「動体視力」には2つの能力があります。
直線的に前方から近接する目標を確認できる能力のこと(KVA:kinetic Visual acuity)と、左右に動くものを認知する能力(DVA:dynamic visual acuity)です。
しかし、動体視力の測定は、まだその特性が医学的によくわかっていないため、はっきりとした基準がなく、結果の判定や評価は慎重に行なわなければなりません。
現段階では静止視力に比べて、動体視力が著しく低下している人は、近視、遠視、乱視などの視力障害があり、それを矯正していない場合が多いと言われています。
まずは自分の静止(裸眼)視力をきちんと知ることからはじめましょう。