確かに限られた時間の中でカロリーを消費する場合、ウォーキングよりもハードなジョギングの方が効果的だといえる。しかし、運動の持続時間を考えれば、必ずしもジョギングの方が効果的とはいえなくなってきている。 運動量とは運動強度と持続時間をかけ合わせたものと考えていい。ウォーキングとジョギングを例に比較した場合、「苦しさ」の違いが運動強度の差となってくる。図の中のA、B、C3つの運動はそれぞれ運動強度も持続時間も異なっているが、運動量を表す面積は等しくなっている。Aをハードなジョギング、Cをウォーキングに置きかえると分かりやすくなる。ハードなジョギングであっても持続時間が短ければ効果は高まらず、逆に楽なウォーキングであっても持続時間を長くすることで効果を高めることができる。 いいかえれば、少し苦しいけれども早く効果が出やすいジョギングをとるか、多少時間がかかっても毎日の生活の中で続けやすそうなウォーキングをとるかということになる。 高い運動効果が早く出ることを選ぶか、ゆっくりと長い目で見た運動効果を選ぶか。いずれにしても自分に無理のないペースを選ぶことを忘れないでほしい。